DSやSMについて思うこと

DSやSMについてぼくなりに思うことを書いてみる

女がいちばん美しいとき

前回、ぼくが躾けた女は心に傷を負った女性が多かったと書きましたが、無論すべての女がそうだったわけではありません。

純粋にSEXか好きなフリークもいましたから。

でも彼女たちはDSより自分がS女として相手を支配する方向に進んで行ったように記憶しています。

女がキズついたとき、ある種の感受性豊かな女たちは自分に罰を与えるために、虐げられ支配されることを望むようになるのではないかとぼくは考えています。


体裁と建前が幅を利かせる世の中で、自分自身をすり減らしながら毎日を生きていて。

自分の秘められた欲求もひた隠しながら生きていくしかない。

それは多分、男も同じで。

だからこそ秘めた想いが叶うとき、男も女も至上の悦びを感じるのだと思います。


自分のすべてを捧げ、主人の満足が自分の満足であるという女。

なんといじらしいのでしょう。

縛ったり叩いたり、焦らしたり虐げたりして主人との関係性を刷り込んでいきます。

そして自分の満足のために犯し尽くします。


ところで、男に組み敷かれ濡れた淫穴をペニスで突き上げられながら、快楽を貪ろうと「ハ」の字に眉を寄せ、閉じた目元は悦びに震わせ、切なく開いた唇からヨダレを垂らしながらヨガっている女の顔がサイコーに美しいと思いませんか?


普段は表情の乏しい顔をしている女でも悶え狂っているときの表情はその女のもっとも美しい表情だとぼくはいつも思っています。


その表情を見ると、ついつい女を固く抱きしめ、

「おまえはオレのモノだからな。他の男に色目使うんじゃねえぞ」

と乱暴な口調で命令してしまいます。

彼女は

「あぁぁぁぁ、いいぃ、すごいぃぃ、いいぃ!」

と叫びながら頷くのが精一杯です。

「欲しくなったらオレのところに来い。いつでも満足するまでかわいがってやる」

と彼女の深層に刷り込みます。

ぼくは降りてきた子宮口をペニスの先に感じながらさらに強く腰を打ちつけます。

彼女の唇をぼくの唇で覆い、彼女と舌を絡めヨダレにまみれます。

「ウグ、ウググゥゥ」

彼女は唸りながらしがみついてきます。

唇を離すと

「ああああ、いいぃぃぃ。イク、イク、イッちゃう」

「イッていいぞ。何度でもイカせてやるからな」

そして最大の力を込めて、一番奥まで突き立てたところで動きを止めます。

「ああああああぁぁぁ」

彼女は雄叫びを上げ、しがみつく手足に力がこもります。

一瞬遅れてぼくのペニスから精液がドクドクと放出される感触があり、身体全体に痺れるような快感が駆け巡ります。

それに合わせるように彼女の腹が小刻みに収縮し

「あぁぁん」

と艶めかしい喘ぎ声が彼女の口から漏れます。

自分のペニスが吸い込まれるような感触を覚えながら、ぼくは彼女の顔の横に汗ばんだ頭を預け、荒い息をつきます。


快楽の波に呑まれ、絶頂に達して平常に戻るまで。

女が一番美しい時です。

奴隷というよりペットかな

彼女を手放してから、彼女との関係性をいろいろ考えていました。

やっぱりあれは愛だったんだろうなぁ、と思います。


こちらでDSやSMについていろいろなご意見が記載されていましたので、勉強させていただきました。

なるほどーと思うところもあれば、違うんじゃない? って思うところもありました。

でも人それぞれなんだろうと思います。


ぼくのDSは恋愛絡みです。

だって愛情がなかったらペットもかわいそうじゃないですか。

彼女たちを奴隷と呼んだり便器と呼んだりしますが、ぼくはあまり好きではありません。

主人のために自分の身体と心を差し出して、主人色に染められることを自分の幸せと感じてくれる健気な女なんですよ?

主人として振る舞いますけど、愛情と感謝を込めて、自分が満足できるように使役してあげることこそが務めだと思います。


だから愛玩女ってことでペットと呼ぶことが多いです。


主人の命令には絶対服従、話す時は敬語、傍にいるときのおねだりは認める、とシバリは緩めです。

ペットとして躾けるときもありましたが、どちらかというとぼくの性の相手として好みに調教する方が多かったですね。

調教しながら何度も犯し、SEXマニアに育てていました。

だからぼくの調教は焦らしと辱めが主体でした。


例えば、両手を後ろ手に縛り、両膝をつかせ尻を突き出させます。

パンティは剥ぎ取り、陰部が剥き出しになっています。

すでに口を開いてぬめりを帯びた小陰唇は明かりを反射してぬらぬらと淫靡に光っています。

「背筋を反らせて、尻を突き出しなさい」

「はいぃ」

「声が小さい」

ゴムチューブで尻を叩きます。

「はい!」

背中を反らせ、丸い尻を突き上げます。

「はい、じゃなくて『承知しました、ご主人様』だろう?」

さらに左右の尻にゴムチューブを叩きつけます。

バシンバシンと重い音が響き、赤いスジが数本浮かび上がります。

「申し訳ありません。承知しました、ご主人様」

健気にもさらに尻を高く突き上げようと背を反らせます。

テーブルに置いてあった和筆をとり、穂先でアナルを撫でます。

「!」

声にならない声を上げると同時にアナルがキュッと窄まります。

「感じるのか?」

声をかけながら、アナルのうえで「の」の字を書くように筆を動かします。

「ひ」

小さな悲鳴をあげながら、アナルはさらに閉まり、尻が艶かしく蠢きます。

ぼくは筆を置き、ゴムチューブで尻、内腿を何発も叩きのめします。

チューブが肌を捉える度に押し殺したような悲鳴が彼女の口から漏れました。

赤い筋が縦横に走り、みみず腫れのようになります。

「質問に答えなさい」

「申し訳ありません、ご主人様。気持ちようございます」

「そうなんだね。でもだいぶお尻が赤くなってしまったね」

ぼくはアイスペールから氷を掬いあげ、彼女の尻に当てます。

「あっ、なにを」

びっくりしたような悲鳴を彼女はあげ、尻が引き攣ったように揺れました。

「心配しなくていい。ほてったお尻を氷で冷やしているだけだよ」

つまんだ氷を尻の上に滑らしながらぼくは答える。

「気持ちいいです」

「そう」

言いながらぼくは淫穴からツユが漏れ出し、滴り始めていることを確認します。

自身が勃起してパンツを押し上げていることも意識しています。

右手中指を上から滑り込ませるように穴に入れました。

「あぁん」

するりと根元まで入ります。少しだけ奥をかき混ぜて引き抜くと、そのままクリトリスに当てがい指の腹で優しく撫でてやります。

「あああ、いいぃぃ」

甘く湿った暖かい声が聞こえます。

尻を手に押し付けるように彼女の下半身がうごいています。

「どうしたの? 欲しくなったの?」

右手はクリトリスを撫でながら、左手の中指と薬指を淫穴に挿入します。

「はい」

2本の指を出し入れすると愛液が絡みついて鈍くきらめいました。

「なにがほしいの?」

しかもグチュグチュと卑猥な音が聞こえています。

「ああああ。ご主人様の硬くて大きいおチ◯ポがほしいです」

彼女の尻は上に下に艶めかしく動いています。

「どこに」

「わたしの濡れてグショグショになったオマ◯コに入れてください」

彼女の声も切羽詰まった響きになり早口になっています。

「お願いします、は?」

あえてゆっくりと追い討ちをかけます。

「はぁぁ、お願いします。お願いしますからこれ以上焦らさないで」

ぼくは左手で勃起したペニスを出し、口を開いて待ち受ける彼女の淫穴に挿入する。


週末ならこんな責めを何度も繰り返し、今でも三度は精液を放ちます。

だから快楽を貪欲に求める女が好きですね。


これまで何人かペットを育てました。

皆多かれ少なかれ、男性や性に関するトラウマを抱えていたように思います。

性の嗜好を変えてしまうターニングポイントがあり、そのときのキズをこじらせてしまった女ばかりだった気がします。

感受性が強く、真面目で正直な女たちでした。


メンタルに問題を抱えていたり、手帳を持っている女もいました。

ぼくはそういう女と関わる時は嘘は言わず、誠実に接することを心掛けていました。

これ以上、彼女たちを傷つけてはならないと思っていたからです。

そして、ぼくはなぜかそんな女たちに好かれることが多かったんです。

彼女との別れ

こんばんは


実は昨年末まで、かわいいペットを一人飼っていました。

普段はLINEで辱められ、焦らされ悶えさせ、月に一回程度、週末を一緒に過ごすときには縛られ嬲られ犯されて、ヨダレを垂らしながらイキ狂うかわいい女でした。


彼女は30代半ばでぼくはアラカンです。

二人とも独身なので結婚しようと思えばできたのですが、彼女には子どもを産みたいという夢がありました。

ぼくは子どもを欲しいとは思っていませんでしたので

「おまえの夢を叶えてくれる男を探しなさい。見つけたらしっかり捕まえて逃すんじゃないよ」

と伝えてありました。


昨年の11月です。

「結婚を前提に付き合ってほしいと申し出を受けたのですが、どうしたらよいでしょう?」

と彼女から訊ねられました。

「おまえ次第だね。付き合ってみたいという気持ちがあれば付き合ってみたらいい」

とぼくは返事をしました。

子どもを産むなら時間的にも猶予はありません。

嫌いな相手なら断ればいいし、好ましい相手なら試してみればいいのです。

彼女は「断れ」と言ってもらいたかったのかもしれません。

少し困ったような顔をしていましたが、

「申し出を受けてみます」

とうつむきながら彼女は答えました。


それから彼との進捗は逐一報告がありました。

実家で両親に紹介もされ、素行や言動に引っ掛かる点はなく、良さそうな男性に思えました。

彼女もぼくに報告するとき嬉しさを隠しきれず、そのことで自分を責めている節もありましたが、ぼくは気付かないフリをしていました。


その間もぼくは彼女を嬲り、メスとして可愛がりましたが、彼のことを材料に嬲ることは一切しませんでした。


彼女が一番気にしていたのは自分のMとしての性癖を彼が受け入れてくれるか否か、でした。

「心配しなくても男は多かれ少なかれSの気質がある。おまえが彼のSを刺激して、逆調教してやればいい」

とぼくは教えてやりました。

とはいえ、上手くいかず、ぼくの手元に残ってほしいという気持ちがあったのも事実です。


そして12月に入り、クリスマスの週末。

彼に旅行に誘われ温泉に行くことになりました。

帰ってきてから報告させると、彼はSの気質があり、彼女なりにセーブしたそうですが、悶え方をみて眼を輝かせていたそうです。そして一度果てたあと、彼女を抱きしめて

「オレはおまえを離さない。絶対幸せにしてやる」

と言ってくれたそうです。

そう報告しながら彼女は泣きました。

そして

「年末、そちらに伺わせていただきたいのですが、よろしいでしょうか」

と覚悟を決めたように言いました。

最後の時間になることは分かっていました。

「いいよ。日程はおまえの都合に合わせよう」

おそらく大晦日、元日は彼や家族と会わなければならないでしょう。

いつもはぼくの日程に合わさせていましたが、最後は彼女の都合に合わせました。

「それでは29日、30日でお願いします」


そうしてその2日間、すべてを吐き出すように激しく愛し合いました。

「渾身の力で嬲られるのはこれが最後になるだろう。思い残すことがないように、心ゆくまで味わっておけ」

彼女は縛られ、鞭打たれ、良がりながら涙を流しましたが、いつもの喜びの涙だけではなかった気がします。

責めて責めて責め抜いて、すべてを受け止めてぐったりした彼女を抱きしめてぼくも泣きました。

そのとき、彼女は荒い息のなかで、微かに笑みをたたえながら囁きました。

「今日までありがとうございました。あなたに出会えて、愛していただいて、わたしは幸せでした」

ぼくは彼女を抱え、温めの風呂に入り、身体を清めた後、抱き合いながら眠りました。


翌日は手を繋いで東京駅まで行きました。

ずっとそうしていたかったのですが、時の流れは止まってはくれません。

新幹線の改札の手前で手を離し

「おまえに会えて、オレも幸せだった。どうか幸せになってくれ」

と伝えました。

彼女はコーヒーショップの陰にぼくを連れて行くと、ちょっと周りを見回しました。

誰にも注目されていないことを確かめるとぼくの頬を両手で挟み、キスをしました。

唇と唇を合わせ、一瞬だけ彼女の舌がぼくの唇を撫でたように思います。

すぐに顔を離すと

「さよなら」

とはっきりとした声で言いました。

「さよなら」

ぼくも返事しましたが、情け無いことに声は震えていたと思います。

彼女の表情がゆがみ、目に涙が溜まったと思ったら、自分から身体を離し、改札口に入って行きました。


こうしてぼくは彼女を手放しました。